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「弱い時」
アンカー 1
しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない。
But they that wait upon the LORD shall renew their strength; they shall mount up with wings as eagles; they shall run, and not be weary; and they shall walk, and not faint.

イザヤ書 40:31

人は誰しも、多かれ少なかれ、自分の弱さゆえに人間関係をまずくしたり、願うようにいかず苦悩したりするものです。
弱さとは、どうするべきか頭でわかっていても、実際にその通り言ったり行動したりできない、私達の性質のことです。

或いは、見なければならない、気付かなければならない大切なことが見えない、わからない、という人格的な幼さもまた弱さです。

どんなに秀でた能力や立場があっても、その人が弱さを覚えてないわけでもないのです。

私は弱くない、常に前向きだし、弱点は克服している、という人もいるでしょう。
しかしその人が、自分自身の全てを本当に知っているとは限りません。
人のことはよく見えるけれど、自分のことは実はわかっていない。聡明な人はそれを知っています。

残念ながら、人は、自分自身の内側に、真に強くなれる源泉は持っていないのです。
もし持っているなら、他人をうらやんだり、妬んだり、見栄を張ったり、人からの指摘にカチンときたりしないでしょう。
そんな私達が、絶えず強く人生を進むことができる望みを、聖書は語っています。

 
「鷲」は、最も高く飛ぶことができる鳥です。
それはあたかも、低い場所の混乱の影響を受けない次元に生きている、心の視野と価値観を持っていると言えるでしょう。
そんな自分に変わるのは、「主」を知ることから始まります。
「主」とは、人間が作り出した偶像の神々ではなく、人間を創造された唯一の神のことです。
神は私達に対する目的、計画を持っておられます。
弱さに支配される人生ではなく、人生に影響を与える強さを。
誰でも新しいアイデンティティを持つことができるのです。
​June 2016
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